弱小アフィリエイターの戦い方がよくわかる名著!

弱小企業の戦い方!

今回紹介する本は栢野克己さんの「小さな会社の稼ぐ技術」です。

アフィリエイトの本ではないのですが、個人が大手を相手に戦う方法が、とてもよくわかる内容になっているので、初心者アフィリエイターの強い味方になってくれると思います。

ビジネス本をよく読まれる方であれば、「ランチェスターの法則」という言葉を耳にされたことがあると思うのですが、「小さな会社の稼ぐ技術」はランチェスター経営戦略の様々な実践例が紹介されています。

ランチェスターの法則について詳しく知りたい方はウィキペディアを参考にしてほしいのですが、

ランチェスターの法則(Wikipedia)

ざっくり言うと、戦争を有利に戦う為の戦略のことです。孫氏の兵法に近いイメージでしょうか。

これを現在の企業経営に応用したのが「ランチェスター戦略」と呼ばれるもので、数々の書籍が出版されています。

それらの中でも栢野克己さんの「小さな会社の稼ぐ技術」は、弱者(中小企業)の戦い方について数々の実践例を元に解説されており、とてもわかりやすい内容になっています。

内容についてはネタバレになるので詳しくは紹介しませんが、アフィリエイターにとって重要なスキルを身に着けることが出来ます。

弱小アフィリエイターの戦い方

それなりにアフィリエイトを実践されている方であれば、大手企業のサイトや有力アフィリエイターの凄さを実感されていると思いますが、彼らと正面からぶつかってまともに戦えるものではありません。

アフィリエイトのテクニックとして、よく「キーワードをずらす」と言いますが、これこそがまさに弱者の戦い方です。

「小さな会社の稼ぐ技術」を読むと、この「ずらす」感覚がイメージしやすくなります。

「複合キーワードの三語目をずらす」ようなことではなく、「一語目」からずらしていくような感覚です。

一語目をずらすとターゲットからかけ離れてしまいそうですが、他のキーワードでも潜在的に求めている欲求が近ければ、訴求することは可能です。

例えば「ダイエット」というキーワードで上位表示することは不可能に近いですが、「海水浴」とずらすと可能性が若干上がります。

「海水浴」と検索した人が、必ずしもダイエットをしたいとは限りませんが、「海水浴+モテ」と組み合わせると、女性であれば簡単に痩せられるダイエットを求めている可能性が高まります。

「ダイエット」や「痩せ」というキーワードはライバルだらけですが、「海水浴+男性にモテる」という角度から攻めると、ライバルの数はかなり少なくなります。

もちろん「海水浴+男性にモテる」の検索した女性の全てがダイエットに興味があるわけではありません。可愛らしい水着を求めている可能性もありますが、それでも潜在的にダイエットを求めている層が含まれています。

「ダイエット+二の腕」といったずらし方が間違っているわけではありませんが、ダイエットのようなビックキーワードでは三語キーワードぐらいまで網羅されているので、なかなか戦えるものではありません。

長期的な戦略でサイトを育てていく必要があるので、初心者には向いていません。

弱者の戦略というのは、大手サイトや有力アフィリエイターが取りこぼす細かな箇所を徹底的に攻める方法です。小さな山の頂上を目指す方法です。

その事がよくイメージできるようになるのが「小さな会社の稼ぐ技術」の魅力です。アフィリエイターにとって必須のスキル(考え方)が学べます。

中途半端な差別化では戦えない

よくアフィリエイトの手法として「差別化しろ」と言われますが、中途半端な差別化だと大手サイトに引っかかってしまいます。

強いサイトの記事はタイトルに三語キーワードが含まれていなくても、記事内の見出しに三語目のキーワードがあるだけで上位表示されることが珍しくありません。

特に最近では健康やお金などの情報は信ぴょう性が重視されるようになり、より大手サイトや専門サイトが強くなりました。

もの凄く強いサイトのダイエットの記事であれば、見出しに「太もも」や「二の腕」「おしり」があればタイトルに含まれていなくても上位表示されるようなことです。

一方で、

「海水浴で男性にモテるには二の腕のプルプル解消がポイント!」

のようなずらし方であれば、ダイエットがメインの記事と直接ぶつかることなく戦えます。

「小さな会社の稼ぐ技術」には徹底的な差別化を行ったことで成功した事例がたくさん紹介されているので、アフィリエイターにとっても学ぶべきことが多いと思います。

ネットの可能性

ターゲットが日本中にいるインターネットほど、弱者の戦略がはまりやすいものです。

リアルの店舗でも人口が多い都市部ほど珍しい専門店があるものです。

東京と大阪の人口を比べると、それほど大きな違いがあるわけではありませんが、東京へ足を運べる層で考えると東京が圧倒的に有利です。

通勤圏の人だけでも2000万人は楽に超えます。関東の人口は4300万人以上です。

1万人に1人しか興味がないような細かなジャンルの店舗でも、ライバルが全くいなければ2000人の顧客を日々独占できます。

イタリア料理を提供する飲食店はいくらでもありますが、地域や料理を絞ってナポリピザ専門店だとターゲットも絞れてライバルが少なくなります。

ナポリやミラノのような有名都市だと「ダイエット+二の腕」のような絞り方ですが、サンマリノやバチカンの郷土料理となると、かなりターゲットを絞れます。

過去にサンマリノやバチカンの郷土料理を食べた経験のある方が、再び食べたくなった時には選択肢がそこにしかありません。九州からでもわざわざ訪れてくれるかも知れません。

アクセスの悪い北海道の片田舎でバチカンの郷土料理を提供していても難しいですが、全国からのアクセスもよく人口の多い東京であれば成功するかも知れません。

一方でインターネット上であれば立地は関係ありません。北海道の山の中や沖縄の小島でもインターネット回線さえ繋がっていれば条件は同じです。

2016年の総務省の発表ではインターネットの利用者数は1億84万人もいるそうです。スマホの普及もあり若い世代から年配の方まで利用するようになってきました。

10万人に1人しか興味がないジャンルでも1億にアプローチ出来れば1000人です。ライバルがいなければ独占できます。これが弱者の戦略です。

まとめ 弱者の戦略を理解しよう

インターネットと相性の良いアダルト業界は弱者の戦い方がよくわかっており、「誰がこんなことに興味があるんだ?」というニッチなフェチ作品がたくさんあるものです。

巨乳というアピール(キーワード)だけで売れる作品は、たくさん広告費をかけられる大手メーカーの有名女優ぐらいだと思うのですが、弱小メーカーは「食堂のおばちゃんが・・・」のようなずらし方をしています。

一般的には「食堂のおばちゃん」に興味がある男性は少ないと思いますが、全寮制の男子校出身で女性との接点が食堂のおばちゃんしかいなかったという青春時代を過ごした男性には、強烈に興味をひかれるかも知れません。

それほど容姿やスタイルでアピールできない女優さんの作品でも、様々なずらし方をして戦っているものです。インターネットと相性の良いアダルト業界から学べることは多いものです。

広告費をかけられないからこそアイディアで戦っています。このアイディア、目の付け所がよくわかるのが「小さな会社の稼ぐ技術」の魅力です。

直接アフィリエイトに役立つ内容は少ない(一部YouTubeを利用して成功した事例もあります)のですが、このずらす感覚がイメージしやすくなるので、何度も読み返してほしいと思います。

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(アフィリエイトリンクではありません)

私は何度読み返したかわかりません。読む度に新しい気づきを与えてくれます。ずらす感覚、絞る感覚、ユーザーの行動を予想する感覚を、ぜひ身につけてください。